沖縄の三回忌はいつ?三年忌(サンニンチ)の数え方・準備・お供え

沖縄の仏壇の前で手を合わせる家族

身近な方が亡くなってから2年がたつころ、「三回忌はいつ行うの?」「一年忌と同じように準備すればいいの?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

沖縄では、三回忌を「三年忌(サンニンチ)」と呼ぶことがあります。法要の呼び方や営み方には、地域や家庭による違いがあります。

この記事では、三回忌の時期や一年忌との違い、案内する人の範囲、準備の考え方を紹介します。実際の準備は、親族などにも確認しましょう。

目次

沖縄の三回忌(三年忌・サンニンチ)とは?

三回忌は、故人が亡くなった後に営む年忌法要の一つです。
沖縄では三回忌を「三年忌(サンニンチ)」と呼ぶことがあります。また、年忌法要を「ニンチスーコー(年忌焼香)」と呼ぶことがあります。三年忌も、その年忌法要の一つです。

沖縄の主な法要の流れを示した図。四十九日までの法要、百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十五回忌、三十三回忌の順に並び、三回忌を「いまここ」として強調。
沖縄の主な法要の流れを示した図。四十九日までの法要、百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十五回忌、三十三回忌の順に並び、三回忌を「いまここ」として強調。

三回忌はいつ行う?数え方の例

「三回忌」と聞くと、亡くなってから3年後に行うと思う方もいるかもしれません。
実際には、亡くなった年を1回目として数えるため、三回忌は亡くなってから満2年後に行います。

たとえば、2024年に亡くなった場合は、2025年に一周忌、2026年に三回忌を迎えます。

三回忌は一周忌の翌年に行うことを示す図。亡くなった年を1年目と数え、翌年に一周忌、その翌年に三回忌を迎える流れを示している。
三回忌は一周忌の翌年に行うことを示す図。亡くなった年を1年目と数え、翌年に一周忌、その翌年に三回忌を迎える流れを示している。

三回忌はワカスーコーの一つ

沖縄の年忌法要は、ワカスーコー(若焼香)とウフスーコー(大焼香)に分けて説明されることがあります。

一般的な区分の一例では、
・一年忌(一周忌)・三年忌・七年忌・十三年忌がワカスーコー、
・二十五年忌・三十三年忌がウフスーコーとされています。
三回忌(三年忌・サンニンチ)は、故人を供養する意味合いが強いワカスーコーの一つです。

一方、二十五年忌以降のウフスーコーには、祝いの意味合いが加わると説明されています。ただし、呼び方や営み方には地域差があります。

区分法要の種類意味合い・供え物の例
ワカスーコー(若焼香)一年忌(一周忌)・三回忌・七回忌・十三回忌追善供養が中心白餅・白かまぼこなど
ウフスーコー(大焼香)二十五回忌・三十三回忌供養に加え、祝いの意味も赤かまぼこ・色餅・桃色菓子など
※十三年忌を「ウワイスーコー(終わり焼香)」として営む地域の例もあります。

一年忌と三回忌は何が違う?

一周忌と三回忌は、どちらも故人を偲び、供養する年忌法要です。法要の基本的な考え方や準備の流れは共通する部分が多く、三回忌だから大きく変えなければならないという決まりはありません。

一方、招く人や会場、供え物、料理などは地域や家庭、法要の規模によって異なります。
一周忌のときの内容も参考にしながら、今回の参加人数や家族の考えに合わせ、施主や親族に相談して決めましょう。

一周忌の日程や当日の流れ、お供え物については、「沖縄の一周忌(一年忌(一周忌))とは?」も参考にしてください。

三回忌には誰を招く?

三回忌に誰を招くかに、すべての家庭に共通する決まりはありません。
近親者や故人と親しかった人に案内する家庭もあれば、家族だけで営む家庭もあります。

誰に声をかけるか迷ったら、一周忌では誰を招いたか、親族の間でこれまでどのようにしてきたかを確認しましょう。招く範囲を変える場合は、関係する親族へ早めに伝えておくと行き違いを防ぎやすくなります。

三回忌までに確認しておきたい準備

三回忌の準備は、まず日程と参加する人を決め、その後に場所やお供えなどを確認すると整理しやすくなります。

日程・場所・参加する人を決める

家族だけで行うのか、親族にも声をかけるのかを相談します。親族を招く場合は、日程が決まったら早めに連絡しましょう。参加人数が分かると、会場や料理、お供えの量を決めやすくなります。

自宅、寺院、会館など、どこで行うかも家族で決めます。寺院や会館を利用する場合は、予約のほか、供物の持ち込みや利用できる時間も確認しておくと安心です。

僧侶に読経を依頼するか確認する

僧侶を招く場合は、日程や場所が決まった段階で寺院に相談します。読経の時間や当日の進め方など、分からないことも事前に確認しておきましょう。

僧侶を招くかどうかは家庭によって異なります。以前の法要でどうしたかも参考にしながら、施主や親族で相談します。

お供えや料理を確認する

沖縄の法要では、重箱料理(ウサンミ)や白餅、果物、菓子、花などを供える例があります。三年忌のお供えは一年忌(一周忌)と同じとされています。

ただし、品目や数、重箱の内容は地域や家庭によって異なります。前回の一年忌(一周忌)で用意したものを確認し、必要に応じて親族などに相談しましょう。
 ※一周忌のお供え物等については、「沖縄の一周忌(一年忌(一周忌))とは?」も参考にしてください。

会食を行う場合は、参加人数や会場に合わせて料理を手配します。会食をしない形も含め、無理のない方法を家族で決めます。

三回忌の準備について、家族で日程や会場を相談している様子

三回忌当日の流れの一例

当日の進め方に一つの決まった型があるわけではありません。墓参りをしてから自宅などで供養する場合は、次のような流れが考えられます。

  1. 墓参りをする場合は、墓前を整えて手を合わせる
  2. 自宅や会場で仏壇のお供えを整える
  3. 僧侶を招く場合は読経をしてもらい、家族や親族で焼香する
  4. 会食を行う場合は、料理を囲みながら故人を偲ぶ

墓参りを省略したり、寺院や会館で法要を行ったりする家庭もあります。
ここで紹介した流れは一例です。家族の体調や参加人数、準備の負担なども考慮し、できることを無理のない範囲で行いましょう。前回の一年忌(一周忌)と同じ流れを参考にしながら、今回の状況に合わせて調整する方法もあります。

三回忌当日の流れの一例。墓参り、仏壇のお供えを整える、僧侶を招いて読経・焼香、会食の順に示している。

三回忌に招かれたときの服装

三回忌に参列するときは、案内状に服装の指定があれば、それに従いましょう。
「平服で」と案内された場合も普段着ではなく、黒や濃紺、ダークグレーなどの落ち着いた服装が目安です。

男性の場合、きちんとした法要では黒のスーツに白いシャツ、黒いネクタイが基本です。
沖縄では暑い時期が長いため、夏場などには黒の喪服用かりゆしウェアを着用することもあります。黒のかりゆしウェアは、沖縄の葬儀や法要でも使われています。

家族だけで行う場合や「平服で」と案内されている場合は、黒・濃紺・ダークグレーなど、派手ではない落ち着いた服装でもよいでしょう。ただし、「平服」はTシャツやジーンズなどの普段着という意味ではありません。

女性の場合は、黒や濃紺などのワンピース、アンサンブル、パンツスーツなど、光沢や装飾を抑えた服装が合わせやすいでしょう。

服装の雰囲気は家庭や法要の規模によっても変わるため、迷った場合は施主側に確認しておくと安心です。

三回忌に招かれたときの服装の目安。喪服の指定がある場合、沖縄の夏場の一例、「平服」と案内された場合の服装を男女別に示している。

よくある質問

三回忌は亡くなってから3年後ですか?

いいえ。年忌法要では亡くなった年を1回目として数えるため、三回忌は亡くなってから満2年後です。2024年に亡くなった場合、三回忌は2026年にあたります。

三回忌のお供えは一年忌(一周忌)と同じですか?

年忌のお供えは一年忌(一周忌)と同じです。ただし、具体的な品目や数、供え方は家庭や地域で異なるため、前回の法要を参考に、親族や菩提寺に確認してください。

家族だけで三回忌を行ってもよいですか?

誰を招くかは、家庭や親族の考え方によって異なります。家族だけで行う場合も、親族に声をかける場合もあります。招く範囲を変えるときは、関係する親族へ早めに伝えておくとよいでしょう。

まとめ|三回忌は時期と家の習わしを確認して準備を

沖縄の三回忌は「三年忌(サンニンチ)」と呼ばれることがあり、亡くなった年を含めて数えるため、亡くなってから満2年の節目に行います。一般的な区分の一例では、一年忌・三年忌・七年忌・十三年忌はワカスーコーに含まれ、故人を供養する意味合いが強い法要とされています。

三回忌までは近親者など一定の範囲の人に案内する例もありますが、参列者の範囲や当日の流れは家庭や地域によって異なります。前回の法要を参考にしながら、日程・場所・参加する人・お供えを確認し、親族等と相談して無理のない形を決めましょう。

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執筆者
琉球新報おくやみ情報サイト編集部

琉球新報のお悔み広告業務を担当する琉球新報開発が運営しています。
長年にわたり沖縄のお悔み広告を担当してきた経験をもとに、沖縄の法要や供養文化について、初めての方にもわかりやすくお伝えしています。

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